ボランティア・市民活動の推進

現状

阪神淡路大震災が発生した1995年(平成8年)はボランティア元年と言われ、「社会の一員として何か社会の役に立ちたい」という人が増え、ボランティア活動に対する意識が大きく変化しました。2005年(平成17年)に愛知県で開催された「愛・地球博」では3万人ものボランティアが活動しました。

東日本大震災の発生により、「社会の一員として何かの役に立ちたい」という思いは一層拡まり、ボランティア活動者数は増加していますが、広域的で、長期的な支援の体制作りが必要となっています。

ボランティア活動を推進する仕組みとして、市町村社協ボランティアセンターがありますが、それぞれのセンター機能の差もあり、市民活動との連携・協働体制は十分とは言えない現状です。

効果

企業や農協、生協、自治会、町内会やまちづくりのNPOなどの身近な社会貢献活動を掘り起こし、協働の取組みにつなげることにより、地域でのボランティア活動を活発化させ、安心・安全なまちづくりの担い手の育成を目指します。

市町村社協ボランティアセンターは、自治会・町内会などの地縁型組織と関係が深く、テーマ型組織であるNPOとの橋渡しの役割を果たすことにより、地域の生活課題・地域課題の解決を図ることを目指します。

市町村協ボランティアセンターは、地域の実情に応じて「ボランティア・市民活動センター」への発展改組による情報提供窓口の一元化を進めたり、「市民活動センター」との連携・協働を進めることにより、市民が相談しやすいセンターづくりを目指します。

具体的な事業内容

市町村社協ボランティアセンターの推進・基盤整備を図り、NPOなど地域の様々な個人や団体と協働することにより、市民参画型福祉社会の実現を目指し、下記の事業を展開します。

【1】市町村社協ボランティアセンターの支援

市町村社協ボランティアセンターが、新たな取り組みや課題解決に向けて着手し、組織の基盤強化を図ることができるよう支援していきます。
また、先駆的事業に対して個別支援を行います。

【2】広域的支援策の取り組み

市町村社協ボランティアセンターとの協働促進を図り、企業をはじめ、あらゆる機関・団体へ働きかけることにより、ボランティアの担い手確保につなげます。

  • 社会貢献活動推進セミナー
  • シニア・学生・NPO等のボランティア活動の推進

愛知県内市町村社協ボランティアセンター登録者数(単位:人)

項目 令和3年度 令和4年度 令和5年度
個人 2,754 2,535 2,861
団体(グループ) 158,305 158,008 135,222
合計 161,059 160,543 138,083